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help RSS 京極夏彦 / 邪魅の雫 【BOOK】

<<   作成日時 : 2006/10/14 12:24   >>

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   京極夏彦
   邪魅の雫
   講談社ノベルス

   「邪なことをすると――死ぬよ」




3年ぶりとなる京極夏彦の妖怪シリーズの最新刊、ようやく読み終えました。相変わらずの重量感と高濃度な内容に読み終えた後はしばらく余韻に浸ってしまいした。

昭和28年夏、『魍魎の匣』の物語から1年が過ぎた頃、連鎖するように毒殺事件が起きる。
姑獲鳥の夏』と『陰摩羅鬼の瑕』が対を成していたように、今作『邪魅の雫』は『魍魎の匣』と対になっていることが分かる。
幾ら読み進めても、事件の全容は杳として掴めず、混乱を招くばかり…。部分ばかりが目立って全体が見えてこない、魍魎の様な事件。

   邪魅ハ 魑魅乃 類なり 妖邪の惡氣なるべし
          「今昔 画圖續百鬼・卷之下・明」

そして、今回は探偵の物語です。
いやいや、探偵ではなく榎木津個人に関わる物語でした。
謎がはらりはらりと解体されてゆく様は、相変わらずの心地よさと興奮を覚えましたが、全てが終わって尚、居座りの悪さが残る作品でした。居座りの悪さというか、人が人を想う気持ちも度が過ぎると狂気に変わる恐ろしさについて考えました。
雫がなくとも、人を殺めてしまう人がいた訳ですからね。


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   しかし、今作はこんな装丁のモノまで出してしまうなんて…。
   ファンの心を擽りますね〜。

   邪魅の雫 大磯・平塚地域限定特装版






さてさて、次回作は『鵺の碑』です。これからまた何年待たされることになるやら…。
邪魅の雫 (講談社ノベルス)

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京極夏彦の「邪魅の雫」
邪魅の雫京極夏彦講談社2006年9月「殺してやろう」「死のうかな」「殺したよ」「殺されて仕舞いました」「俺は人殺しなんだ」「死んだのか」「──自首してください」「死ねばお終いなのだ」「ひとごろしは報いを受けねばならない」昭和二十八年夏。江戸川、大磯、平塚と... ...続きを見る
roman;
2006/10/15 16:58
「邪魅の雫」京極夏彦
「邪魅の雫」…榎木津礼二郎の事件でした。(ネタバレしてます。)ミスリードに次ぐミスリード。宇都木実菜、真壁恵、原田美咲、ミナ、神埼礼子とは誰なのか。何者なのか。彼女たちを取り巻く男達。西田、大鷹、江藤、赤木、澤井の果たした役割は何だったのか。齟齬は積み... ...続きを見る
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堤真一「知性ないからアドリブできない」
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